ビジネス企画・戦略
はじめてのPDCA 改善サイクルボード|計画・実行・確認・改善を1周ずつ回して記録に残す
入門|盤面 2 枚・タスクボード 5 列(親タスク 4 件・子タスク 12 件)
入門:専門用語を使わず、盤面の問いと記入例に沿って答えていくだけで形になります。
PDCAサイクルの回し方を初めて学ぶ人が、仕事や勉強のテーマを1つ選び、計画・実行・確認・改善を2週間で1周させるための初心者向けテンプレートです。ホワイトボードは左ページにテーマとゴールの枠、Plan・Do・Check・Actの4段のPDCA、Checkの結果を仕分ける四象限、うまくいかなかったことを1件だけ選び「なぜ」で5回掘って根本原因にたどり着くなぜなぜ分析(5 Whys)の6段、右ページに2週間の進め方5ステップ、1周目から3周目までの改善履歴表、初心者がつまずく3つのポイントが並びます。タスクボードは計画・実行・確認・改善・1周完了の5列で、テーマ決めからAct(改善)まで親タスク4件と子タスク12件が未着手で入っています。PDCAの回し方が分からない、途中で止まってしまうという人は、テーマを1つに絞り、記入例をなぞって1周目を終わらせるところから始めてください。2周目以降は履歴表に積み上がるので、何が効いたのかを後から見返せます。
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はじめてのPDCA改善サイクル
使い方: ① テーマとゴールを数字で決める → ② Planを書いて8日間(2〜9日目)そのまま試す → ③ 記録を見てCheckを四象限で仕分ける → ④ うまくいかなかった1件をなぜなぜ分析で根本原因まで掘る → ⑤ Actを盤面②のAct段に書き、⑥の履歴表に残して2周目のPlanへ写す
① 改善したいテーマと今回のゴール
- 改善したいテーマ(1つだけ) 例)朝の準備に時間がかかり、毎日ぎりぎりに家を出ている
- 今回のゴール(数字で書く) 例)2週間後に、家を出る時間を毎日8時10分にそろえる 期間: __/__ 〜 __/__ / 一緒に回す人がいれば: ____
- 始める前の数字(先に測る) 例)今は8時20分〜8時35分にばらついている 差(ギャップ): 例)目標8時10分に対して今は平均8時27分=約17分遅い 測った日: __/__ / 測り方: 玄関を出た時刻をスマホにメモ
② PDCAサイクル(1周目)
- Plan 計画 何を・いつ・どう測るかを決める 例)夜のうちに持ち物と服を用意する。毎晩22時。 測り方は玄関を出た時刻。
- Do 実行 決めたとおりに8日間続ける 例)8日中6日できた。できなかったのは 残業で帰宅が遅くなった2日。
- Check 確認 始める前の数字と比べる 例)出発は平均8時14分。ばらつきは 15分幅から8分幅に縮んだ。
- Act 改善 続ける・やめる・変えるを決める 例)続ける。残業の日は帰宅後すぐ用意すると 条件を足して2周目へ。
③ Checkで分かったことの仕分け
縦軸:結果はどうだったか(上=うまくいった / 下=いかなかった)/横軸:原因はどちら側か(左=自分の外側 / 右=自分側)
- うまくいった × 外側の要因 運や周りの都合で助かった分。同じ条件が続くとは限らないので、条件をメモするだけにしてActには入れない。
- うまくいった × 自分の工夫 再現できる分。Actで「続ける」に回し、やり方を手順として1行に書いてから2周目のPlanへ写す。
- うまくいかなかった × 外側の要因 自分では変えられない分。相談する相手を決めるか、その状況を避ける段取りに置き換える。
- うまくいかなかった × 自分側 2周目のPlanはここから1つだけ選ぶ。④のなぜなぜ分析で根本原因まで掘ってから打ち手を決める。
④ なぜなぜ分析(5 Whys)|③の右下から1件だけ選んで5回掘る(簡易版)
- なぜ1 ③の1件になぜ?と問う 例)8日中2日できず → 帰宅が22時だった
- なぜ2 事実だけ書く(推測なし) 例)そのまま寝ていた → なぜ寝る前にしない?
- なぜ3 自分のやり方を見る 例)用意は夜1回の計画 → なぜ夜だけにした?
- なぜ4 その判断の理由を書く 例)朝は無理と思った → 遅い日はどうする?
- なぜ5 数字で確かめて止める 例)寝る前に10分あった → 答えを右の根本原因へ
- 根本原因 変えれば結果が変わる1文 例)遅い日の代わりの 手が決まっていない 2周目のPlanへ1つだけ
⑤ 1周(2週間)の進め方
- 1日目 テーマとPlanを書く ①でゴールと今の数字を決め、②のPlan段にやることを3つ以内で書く。
- 2〜9日目 Doを続ける 計画は変えずに続ける。1日1行、できた・できなかったと数字だけ記録する。
- 10日目 記録を集める 8日分のメモを1か所に並べる。抜けた日があってもそのまま残す。
- 11〜12日目 Checkで仕分ける 始める前の数字と比べ、分かったことを③の四象限に置く。うまくいかなかった1件は④で5回掘る。
- 13〜14日目 Actを決めて2周目へ 続ける・やめる・変えるを1つ選び、⑥の履歴表に書いてから2周目のPlanに写す。
⑥ 改善履歴(1周ごとに1行ずつ足す)
| Plan 計画 | Do 実行 | Check 確認 | Act 改善 | |
|---|---|---|---|---|
| 1周目(記入例) | 例)夜22時に持ち物と 服を用意する (__/__ 〜 __/__) | 例)8日中6日できた。 できなかったのは 残業した2日 | 例)出発は平均8時14分。 ばらつきは15分幅から 8分幅に縮んだ | 例)続ける。残業の日は 帰宅後すぐ用意すると 条件を足す |
| 2周目 | 1周目のActをそのまま 書き写す。やることを 1つだけ入れ替える | できた日に○を付ける。 言い訳は書かず 事実だけ残す | 1周目と同じ測り方で 比べる。測り方を 途中で変えない | 続ける・やめる・変えるの 3つから1つだけ選ぶ |
| 3周目 | 2周目のActを写して 3周目のPlanにする。 やることは3つ以内のまま | 同じ記録の取り方を 続ける。できた日と 数字だけを1行で残す | 3周分を横に並べて、 伸びが止まった週を 探す | ゴールに届いたら卒業し、 次のテーマを①に書く。 届かなければテーマでは なくやり方を変える |
⑦ Planでつまずく(欲張りすぎ)
- 例)打ち手を8個書いて、3日で全部止まった
- 直し方。2週間で回せるのは3つまでと決める
- 「頑張る」「意識する」は打ち手にしない
- 予定にくっつけると実行率が上がる
⑧ Checkのコツ(感想で終わらせない)
- 例)「わりとよかった」で終わり、次に何もつながらない
- 直し方。始める前の数字を必ず先に測っておく
- 差を「15分幅→8分幅」のように書く
- できなかった日の理由も同じ欄に残す
⑨ Actの決めごと(その場で2周目に写す)
- 例)Actを決めた気になって、2周目のPlanが白紙
- 直し方。Actを書いたその場で2周目のPlanに写す
- 1周ごとに履歴表へ転記して記録に残す
- 3周やって数字が動かなければテーマを変える
タスクボードの内容
計画(Plan) 16件
テーマとゴールを決める
1周目を始める前の準備。改善したいことを1つに絞り、達成したかどうかを数字で判定できる形にする。ここが決まらないとCheckで何も言えなくなる。
改善テーマを1つ選ぶ
気になっていることを3つ書き出し、2週間で結果が見えるものを1つだけ選ぶ。残りは次の周に回す。
ゴールを数字で書く
「早くする」ではなく「8時10分に家を出る」のように、達成したかを○×で判定できる形に書き直す。
今の状態を記録する
始める前の数字を測って盤面①に書く。比べる相手がないとCheckが感想で終わるため、必ず先に取る。
Plan(計画)を立てる
PDCAの1段目。やることと、いつやるか、どう測るかの3点を決める。ここで欲張ると2週間で回り切らない。
やることを3つに絞る
思いついた打ち手を書き出し、明日から始められるものを3つ以内に絞る。絞れたら盤面②のPlan段に書く。
いつやるかを決める
各打ち手を「毎朝」「金曜の夕方」のように既にある予定にくっつける。時間が決まっていないものは実行されない。
記録の取り方を決める
何を・いつ・どこに記録するかを1行で決める。2周目以降も同じ測り方を使うので、簡単な方法にする。
DoとCheckを回す
PDCAの2段目と3段目。8日間は計画どおりに試し、終わってから記録を見て事実を確かめる。途中で計画を変えない。
8日間そのまま試す
決めたPlanを2〜9日目の8日間続ける。うまくいかない日があっても計画は変えず、起きたことをDo段のメモに残す。
毎日1行だけ記録する
できた・できなかったと、その日の数字を1行書く。言い訳は書かずに事実だけにすると、Checkが速くなる。
結果を数字で比べる
始める前に測った数字と2週間後の数字を並べ、差を盤面②のCheck段に書く。感想ではなく差で書く。
Actして2周目へ
PDCAの4段目。Checkで分かったことを「続ける・やめる・変える」の判断に変え、そのまま2周目のPlanにする。
続ける・やめるを決める
盤面③で仕分けたあと、盤面④のなぜなぜ分析で掘った根本原因をもとに、続ける・やめる・形を変えるのどれかを1つ選んで書く。
2周目のPlanを書く
Actで決めたことを2周目のPlanに書き写す。テーマは変えず、やることを1つだけ入れ替える。
改善履歴に書き残す
1周分のPlan・Do・Check・Actを盤面⑥の履歴表に転記する。3周並ぶと、伸びが止まった週が見えるようになる。