ビジネス企画・戦略
企画書 入門 作成ボード|5W1Hで骨子を固め、背景・目的・内容・効果・費用・日程の6要素で通る企画にする
入門|盤面 2 枚・タスクボード 5 列(親タスク 4 件・子タスク 12 件)
入門:専門用語を使わず、盤面の問いと記入例に沿って答えていくだけで形になります。
社内で初めて企画書を出す若手が、企画書の書き方を5W1Hから学び、背景・目的・内容・効果・費用・日程の6要素で決裁者に通る形にまとめる入門テンプレートです。ホワイトボードは左右2ページ構成で、左に企画の種を集める枠、Why・What・Who・When・Where・Howの6方向へ広げる5W1H分析、メリットとデメリットを2列で洗い出す比較、通る企画書の作り方6ステップ、右に企画を一言でまとめる枠、6要素の表、決裁者の視点・通らないパターン・決裁後の初動の3枠が並びます。タスクボードは企画の種・骨子づくり・清書中・レビュー中・提出済みの5列で、企画の種を集める、5W1Hで骨子を固める、6要素で清書する、決裁を通すの4つの親タスクにそれぞれ子タスクが3件ずつ、合計16件が未着手で入っています。企画書の作り方が分からず1行目で止まる人でも、5W1Hの6つの問いに答えれば骨子ができ、そのまま6要素の表へ移すだけで清書が終わります。社外のお客様へ出す提案書ではなく、社内の決裁を通すための企画書に絞った内容です。デメリットを自分から先に書いた企画書のほうが、下読みでの指摘が減り決裁は通りやすくなります。
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企画書 作成ボード
使い方: ① 全体の道筋は盤面④の6ステップ → ② 企画の種を書き出す → ③ 5W1Hの6つの問いに答える → ④ メリットとデメリットを2列で出す → ⑤ 一言まとめと6要素の表に清書して決裁へ出す
① 企画の種(困りごと・思いつき)
- 自分が困っていること 例)月末の請求書作成に毎回3日かかり、営業の訪問件数が月末だけ半分になる。
- 周りから聞いた声(相手の言葉のまま) 例)経理「同じ内容を2つのシステムに手入力している」 例)先輩「締切が全員同じ日で、相談する相手がいない」
- 他部署・他社の事例 例)隣の部署は請求を月2回に分けて負荷を平らにした。導入コストはゼロ。
② 5W1Hで骨子を固める(Whyから先に決めるのがコツ)
- 請求業務の月2回化
- Why なぜ 例)月末3日の残業をなくし、営業が月末も訪問できるようにするため
- What 何を 例)請求の締めを月末1回から、15日と月末の2回に分ける
- Who 誰が 例)経理2名が実施。対象は営業12名と経理2名の計14名
- When いつ 例)10月に試行、11月から本運用。決裁は9月20日まで
- Where どこで 例)今の会計システム内で完結。新しいツールは入れない
- How どのように 例)締め日を2つ設定し、取引先へは前月に案内。手順書を1枚作る
③ メリット・デメリット比較(デメリットも自分から書くと通りやすい)
Pros メリット
- この案を採る一番の理由 例)残業が月末に集中する原因そのものを消せる。人を増やさずに今の仕組みでできる。
- 自分の部署の外に出る得 例)営業が月末も訪問に出られる。取引先も締切が分散し、締切前の問い合わせが減る。
Cons デメリット
- 誰の手間が増えるか 例)取引先40社への案内が新たに要る。誰が案内文を書いて送るかがまだ決まっていない。
- うまくいかない場合 例)締めが2回になり、月中にも締め確認の作業が発生する。1か月試して駄目なら元へ戻す。
④ 通る企画書の作り方(6ステップ)
- 1. 種を1つに絞る ①に貼った困りごとから、自分が動かせるものを1つ選ぶ。 例)他社の値上げは動かせない。自部署の締め日は動かせる。
- 2. 5W1Hで骨子を作る ②の6つの問いに答える。 Whyから書き始めると、What・How・対象・時期がぶれない。
- 3. 良い面と悪い面を出す ③の2列に、メリットとデメリットを2枚ずつ書く。数字にするのは⑥(効果・費用)で行う。 デメリットが1つも書けない案は、まだ中身が固まっていない。
- 4. 一言まとめを作る ⑤で30秒版を作り、声に出して言ってみる。 例)廊下で上司に会ったとき、この1文だけで伝わるかを試す。
- 5. 6要素に清書する ⑥の表を上から埋め、そのまま資料の見出しにする。 A4で1〜2枚に収める。長い企画書ほど読まれない。
- 6. 下読みしてもらう 上司か先輩に見せ、⑦の観点で指摘をもらってから決裁に回す。 例)「費用ゼロと書いたが、情報システム部の工数が出る」を先に潰す。
⑤ 企画の一言まとめ(30秒で言える形)
- 一言まとめ 例)請求を月2回に分けて、月末3日の残業をゼロにし、営業の訪問を月12件増やす企画です。
- 言い切る型(空欄を埋めるだけ) 「〈誰の〉〈何の困りごと〉を〈どうやって〉解決し、〈どんな効果〉を出す企画です」 ここが言えない企画は、書いても通らない。
⑥ 企画書の6要素(書くこと・記入例)
| 書くこと | 記入例 | |
|---|---|---|
| 背景 | 今どうなっていて何が困るか。 数字と事実だけ書き、意見は入れない。 | 例)月末3日の残業が経理2名で月18時間。同じ期間の営業訪問が半分に減っている。 |
| 目的 | この企画で何をどうしたいか。1文で言い切る。 | 例)請求業務の負荷を月内で平らにし、月末の残業をゼロにする。 |
| 内容 | 具体的に何をするか。手順・対象・範囲を書く。 | 例)締め日を15日と月末の2回にする。対象は継続取引の40社。新規は従来どおり。 |
| 効果 | 数字で示せる効果と、数字にならない効果を分けて書く。 | 例)残業18時間→0時間(時給2,500円で月4.5万円)。営業の月末訪問が月12件増える見込み。 |
| 費用 | かかるお金と手間。ゼロならゼロと書く。 | 例)システム改修なし。手順書作成と取引先案内に8時間(経理2名で4時間ずつ)。 |
| 日程 | いつ何をするか。決裁日と開始日を必ず入れる。 | 例)9/20決裁 → 9/30までに取引先へ案内 → 10月試行 → 11月本運用。 |
⑦ 決裁者が見るポイント
- いくらかかって、いくら得か
- 誰の時間をどれだけ使うか
- やめるときにどう元へ戻せるか
- 例)試行1か月で効果が出なければ戻すと書く
⑧ 通らない企画のパターン
- 例)背景が「なんとなく非効率」だけ
- 例)効果が「業務が楽になる」で数字がない
- 例)費用ゼロと書いたが他部署の作業時間(工数)が出る
- お金・時間・リスクのどれにも触れていない
⑨ 決裁後にすぐ動く準備
- 初日にやることを1つだけ決めておく
- 例)決裁の翌営業日に取引先40社へ案内メール
- 関係者への連絡先と順番を書いておく
- 効果を測る数字を、開始前に1回記録する
タスクボードの内容
企画の種 16件
企画の種を集める
思いつきのままでは企画にならない。困りごとを事実として集め、どれを企画にするかを選べる状態にする。
困りごとを書き出す
直近1か月で自分が時間を取られた作業を5件書く。手が届く範囲のものだけ残す。
声を3人から聞く
同じ作業に関わる3人に、何が面倒かを聞いて相手の言葉のまま書き写す。自分の思い込みを外す。
似た事例を調べる
他部署や他社で同じ困りごとをどう解決したかを1件調べ、費用と効果をメモする。
5W1Hで骨子を固める
企画書を書く前の骨組みづくり。6つの問いに答えるだけで、清書に必要な材料がそろう。
Whyから先に決める
なぜやるのかを1文で言い切る。ここがぶれると、残り5つの答えも全部ぶれる。
WhatとHowを書く
何をするか、どうやるかを具体的に書く。新しい道具を増やさない案から先に考える。
対象と時期を決める
Who・When・Whereを埋める。対象の人数と、決裁日・開始日をはっきり書く。
6要素で清書する
骨子を資料の形へ移す。6要素の表を上から埋め、そのまま資料の見出しにする。A4で1〜2枚に収める。
背景と目的を書く
背景は数字と事実だけ、目的は1文で言い切る。意見や感想は背景に混ぜない。
効果を数字で示す
削れる時間や金額を計算し、数字にならない効果は分けて書く。ここが弱いと通らない。
費用と日程を出す
かかるお金と工数を書き、決裁日から逆算した日程を並べる。費用ゼロならゼロと書く。
決裁を通す
出して終わりにしない。下読みと想定質問で穴を埋め、決裁が下りた翌日から動ける状態にする。
上司に下読みを頼む
決裁に出す前に上司へ見せ、決裁者が見るポイントの観点で指摘をもらう。
想定質問に備える
決裁者が見るポイントの3つ(費用・工数・戻し方)と、メリット・デメリット比較で挙げたデメリット2点について、聞かれたら答える一文をそれぞれ用意する。
決裁後の初動を書く
決裁の翌営業日にやることを1つ決めておく。効果を測る数字は開始前に1回記録する。