学習・教育
教わり方ノート|一度で覚えて二度目から一人でやるための記録
入門|盤面 1 枚・タスクボード 4 列(親タスク 5 件・子タスク 14 件)
入門:専門用語を使わず、盤面の問いと記入例に沿って答えていくだけで形になります。
教わり方ノートは、先輩について仕事を覚える入社1年目が、OJTで教わったことを手順書に残し、質問の仕方を整えて二度目から一人でやれるようにする記録テンプレートです。ホワイトボードには3か月後の到達点と教わるときの約束、分からないことをマインドマップで棚卸しする図、質問の3行の型と聞くタイミング、その日のふりかえりを書くYWT(やったこと・わかったこと・次にやること)の3列、覚える優先度を決める「使う頻度×間違えたときの痛さ」のマトリクスを載せています。タスクボードは教わりたい→教わった→自分で試した→説明できるの4列で、書き出す・質問を整える・手順を残す・一人で試す・後輩に説明するの5つの親タスクと14の子タスクが未着手で並びます。同じことを三度聞いてしまう不安が減り、教わった仕事を半年後には後輩へ説明できる形まで引き上げられます。
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教わり方ノート
使い方: 分からないことを書き出す → 質問を3行にして聞く → その日に手順を清書 → 手順を見ずに通す
① 学び方の方針(3か月後に一人でできていたいこと)
- 3か月後の到達点 例)見積書の作成から発送まで、手順書を見ずに一人で回せる。
- 教わるときの約束 1. 5分は自分で調べてから聞く 2. 質問は③の型に整えてから声をかける 3. 教わった日のうちに⑤の項目で清書する
- いま詰まっていること ・社内の略語が半分わからない ・誰に聞けばよいか決められない ・同じ手順を3回聞いてしまった
② 分からないことの棚卸し(用語・手順・背景・判断)
- 分からない
こと
- 用語 社内の略語が多い
- 手順 どの順で何をする
- 使う道具 申請画面の場所
- 背景 なぜその順番か
- 判断 迷ったら誰に聞く
- 例外 急ぎ案件のとき
③ 質問の型(この3行で聞く)
- 目的:請求書の締め日を確認したい
- 調べた範囲:手順書3章とチャット検索
- 詰まった点:締め日が月末か20日か不明
④ 聞くタイミング(チームの流儀を先に確認)
- 急ぎ以外は11時と16時にまとめて聞く
- 手が止まって10分たったら中断して聞く
- 来客・電話の対応中は声をかけない
⑤ 記録に必ず残す項目
- 教わった日付と、教えてくれた人の名前
- 1〜6の番号付き手順(自分の言葉に直す)
- 迷いやすい分岐(例外・締め日・承認者)
⑥ その日のふりかえり(YWT)
Y(やったこと)
- 見積書の作成を先輩と1件通した
- 請求データの送信を横で見た
W(わかったこと)
- 締め日は月末ではなく20日だった
- 承認は課長→部長の2段あると知った
T(次にやること)
- 明日は見積書を手順書なしで1件やる
- 20日締めのことを手順書3章へ追記
⑦ 覚える優先度(使う頻度×間違えたときの痛さ)
縦軸:間違えたときの痛さ/横軸:使う頻度(毎日使うか)
- 手順書で守る たまにしか使わないのに失敗が大きい。暗記に頼らず手順書と二重確認で守る。例)20日締めの請求データ送信。
- 最優先で覚える 毎日使い、間違えると取り返しがつかない。今週中に一人で通せる状態にする。例)顧客名と請求先の登録。
- 後回しでよい 頻度も影響も小さい。必要になったら調べる前提で、置き場所だけメモに残す。
- 数をこなす 毎日使うが失敗しても戻せる。質問より先に自分で試し、回数で身につける。例)日報の入力。
タスクボードの内容
教わりたい 19件
分からないことを書き出す
頭に溜めておくと聞き逃す。分からない瞬間に書き出し、まとめて聞ける形にしておく。
分からないことを即メモ
引っかかった言葉と場面を、その場で1行だけメモする。整えるのは後でよい。
用語を10個書き出す
社内の略語・システム名・書類名から10個を選び、②の棚卸しへ枝として足す。
分からない種類を分ける
②の枝(用語・手順・使う道具・背景・判断・例外)のどれで詰まったかを分ける。種類が違えば聞く相手も変わる。
質問の仕方を整える
聞き方が整うと1回で答えが返る。目的・調べた範囲・詰まった点の3行を型にする。
質問を3行にまとめる
③の型どおり3行に書き直す。この形なら先輩は1分で答えられる。
聞くタイミングを決める
まとめて聞くか都度聞くかを先輩に確認し、④の枠に時間帯を書き込む。
5分調べてから聞く
手順書とチャット検索を5分試す。出てこなければ調べた範囲を添えて質問する。
教わった手順を自分用に残す
記憶は翌日に半分消える。自分の言葉で番号付きの手順に直し、二度目から見返せる形にする。
その日のうちに清書する
教わった当日に1〜6の番号付き手順へ書き直し、カードを教わった列へ動かす。
迷う分岐に印を付ける
例外の扱い・締め日・承認者など判断が要る箇所に印を付け、迷った理由も1行添える。
手順を先輩に見せる
書いた手順を先輩に3分で見てもらい、抜けている前提や順番の誤りを直す。
一人でやって抜けを埋める
読めるだけでは覚えたとは言えない。手順書を閉じて通し、止まった箇所を埋める。
手順を見ずにやる
手順書を閉じて最初から最後まで通し、カードを自分で試した列へ動かす。止まった箇所には時刻と理由を書く。
詰まった箇所を追記する
止まった原因を手順書へ追記し、更新日を残す。次に同じ場所で止まらなければ完了。
二度目の質問を減らす
一度聞いた内容を聞き直した回数を週ごとに数える。3回以上なら手順の書き方を見直す。
後輩に説明できる形にする
説明できて初めて身についたと言える。半年後に引き継げる状態をゴールに置く。
3分で説明してみる
先輩か同期に手順を3分で説明する。詰まらず話せたらカードを説明できる列へ動かす。
用語集を仕上げる
書き出した用語に自分の言葉の説明を付け、来年の新人がそのまま読める1枚にする。