マーケティング・営業
3C分析 入門ボード|顧客・競合・自社の3つの視点から勝ち筋(KSF)を見つける
入門|盤面 2 枚・タスクボード 5 列(親タスク 4 件・子タスク 12 件)
入門:専門用語を使わず、盤面の問いと記入例に沿って答えていくだけで形になります。
3C分析のやり方を初めて学ぶ人が、顧客・競合・自社の3つの視点で情報を並べ、KSF(成功のカギ)を1つに決めるところまで進むための初心者向けテンプレートです。ホワイトボードは左ページに分析の目的と対象の枠、Customer・Competitor・Companyの3枠、SWOT分析の4列(強み・弱み・機会・脅威)、KSFと勝ち筋の枠、右ページに3C分析の進め方4ステップ、3つのCで調べること(3行×3列)、やりがちな失敗の3枠が並びます。タスクボードは調べること・調査中・分析中・KSF候補・決定の5列で、目的決めからKSF決定まで親タスク4件と子タスク12件が未着手で入っています。3C分析とは、Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つを調べ、そこから自社が勝てる条件を見つける手法です。個人商店や小さなサービスなど、調べる範囲が狭いテーマから始めると、聞き取りや店頭調べに数日、盤面への記入に1時間ほどで最後まで進みます。3C分析のやり方に迷ったら、集めた事実をSWOT分析の4区分に仕分け直し、強み(S)と機会(O)が重なり競合がまだ満たしていない点からKSFを1つ選ぶと決めやすくなります。
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3C分析 入門ボード
使い方: ① 分析の目的と対象を書く → ② Customer→Competitor→Companyの順に3つの枠を埋める → ③ 集めた事実をSWOTの4区分(強み・弱み・機会・脅威)に仕分ける → ④ 強み(S)と機会(O)が重なり、競合がまだ満たしていない点を選び、KSFと勝ち筋を1文で書く
① 分析の目的と対象(何を決めるための3Cか)
- この3Cで決めること 例)朝の時間帯に新メニューを出すか、今の看板商品を磨くかを決める
- 対象と期限 対象: ____ 例)駅前のパン屋の、平日7〜9時の時間帯 いつ使うか: __/__ の仕入れ計画を決める打ち合わせ
- 今わかっていないこと 例)常連が何を目当てに来ているかを聞けていない 聞く相手: ____ / 聞く日: __/__
② Customer(市場・顧客)
- 誰が・いつ・なぜ買っているかを書く
- 例)平日7〜9時、出勤前の会社員が7割
- 例)「席で3分で食べ終わりたい」と5人中4人が言った
- 想像ではなく、聞いた言葉と数字をそのまま書く
③ Competitor(競合)
- 同じ客層が迷う相手を3つ書く
- 例)駅前のコンビニ2軒とカフェ1軒
- 例)コンビニは速いが、席で食べる場所がない
- 同業だけでなく「代わりに使われているもの」も入れる
④ Company(自社)
- 自社の事実を数字で書く(良し悪しの判断はまだしない)
- 例)店内に12席あり、朝6時半から開いている
- 例)注文から提供まで平均5分(10回計測の平均)
- 強みか弱みかの判断は盤面⑤で行う。ここは事実だけ
⑤ SWOT分析(自社の中=強み・弱み/自社の外=機会・脅威 の4区分に仕分ける)
Strengths(強み)
- 例)朝6時半開店と12席。コンビニにない「座って食べられる朝」を出せる
- 盤面④の事実のうち、顧客の言葉(盤面②)と対応が付くものだけを強みにする
- SWOTは、3Cで集めた事実を自社の中と外に分け直して勝ち筋を探す型。列の色は盤面②③④の枠の色とは対応しないので、色ではなく枠の番号で照らし合わせる
Weaknesses(弱み)
- 例)提供に平均5分かかり、「3分で食べ終わりたい」に応えられていない
- 盤面④の事実のうち、顧客の求めに届いていないものを弱みにする
Opportunities(機会)
- 例)駅前の再開発で、来春から朝の通勤者が2割増える見込み
- 機会は「これから増える求め」「まだ誰も応えていない不便」を書く。今ある事実の写しではなく変化を書く
Threats(脅威)
- 例)駅前のコンビニ2軒が、来月から朝食の値下げを始める
- 脅威は盤面③のうち、自社では変えられず放置すると不利になる動きを書く
⑥ KSF(成功のカギ)と自社の勝ち筋
- KSF(成功のカギ)とは この市場で選ばれるために外せない条件のこと。 顧客が求め・競合が満たしておらず・自社にできることが重なる点を1つ選ぶ。
- 今回のKSF 例)朝7〜9時に、席に座って3分以内に食べ終われる朝食を出せること
- 勝ち筋と次の一手 例)提供5分を3分にするため、朝は3種類だけ作り置きする。 担当: ____ / 試す期間: __/__ 〜 __/__
⑦ 3C分析の進め方(顧客→競合→自社の順)
- ステップ1 目的を1文にする 何を決めるための分析かを書き、対象を商品や時間帯まで絞る。
- ステップ2 顧客から調べる 誰が・いつ・なぜ買うかを5人に聞く。自社の話はまだ書かない。
- ステップ3 競合を3社見る 同じ客層が迷う相手を3つ選び、選ばれている理由を事実で書く。
- ステップ4 自社を足してKSFを決める 盤面④に自社の事実を書き、②③④を盤面⑤の4区分に仕分け、強み(S)と機会(O)が重なり競合がまだ満たしていない点を1文にする。
⑧ 3つのCで調べること
| 調べる観点 | 調べ方 | 記入例 | |
|---|---|---|---|
| 顧客(Customer) | 誰が・いつ・なぜ買うか。 困っていること。 どれくらいの人数がいるか。 | 5人に直接聞く。 店頭で1時間数える。 レジの記録を見る。 | 例)出勤前の会社員が7割。 「席で3分で食べたい」が 5人中4人。 |
| 競合(Competitor) | 誰と比べられているか。 なぜそちらが選ばれるか。 価格・速さ・品揃え。 | 実際に自分で買ってみる。 価格表と営業時間を見る。 口コミを20件読む。 | 例)コンビニ2軒とカフェ1軒。 コンビニは速いが 席がない。 |
| 自社(Company) | できること・できないこと。 顧客が価値を感じる強み。 今の数字。 | 自店の記録を出す。 店員に聞く。 提供時間を10回測る。 | 例)12席あり6時半開店。 提供は平均5分で 競合より遅い。 |
⑨ 失敗① 自社から書き始める
- 例)「うちの強みは丁寧な接客」から書き、顧客の話が出てこない
- 顧客が価値を感じていない強みが残ってしまう
- 直し方。Customerの枠が埋まるまでCompanyの枠は書かない
- 強みは「顧客の言葉」と対応が付くものだけ残す
⑩ 失敗② 感想だけで数字がない
- 例)「若い人が多い気がする」で3枠を埋めた
- 人によって解釈が変わり、KSFが決まらない
- 直し方。1枠につき数字を1つ以上入れる
- 数えた日と数え方も一緒に書いておく
⑪ KSFが多すぎるときの直し方
- 例)KSFを5つ書き、結局どれも手を付けなかった
- 全部を満たそうとすると、どこも競合に勝てない
- 直し方。KSFは1つに絞り、残りは候補の列へ戻す
- 3か月後に見直して、必要なら入れ替える
タスクボードの内容
調べること 16件
目的と対象を決める
3C分析は調べ始めると終わらなくなる。何を決めるための分析かを先に書いて、調べる範囲を狭くしておく。
何を決めるかを書く
「新メニューを出すか、今の看板メニューを磨くかを決める」のように、分析の後で下す判断を1行で書く。
対象の商品を1つ選ぶ
店全体ではなく商品や時間帯を1つに絞る。範囲が狭いほど、顧客も競合もはっきりして結論が出る。
いつまでに使うか決める
結果をいつ・どこで使うかを決める。使う場面が決まると、どこまで調べれば十分かの線引きができる。
Customerを調べる
3Cの1つ目。自社の都合から離れて、買う人が何を求めているかを先に見る。ここを飛ばすと、後の2つが独りよがりになる。
客層を3つに分ける
来ている人を年代や来店の目的で3つに分ける。分けたら、それぞれ何人くらいかを概算で書く。
買う理由を聞き出す
実際に5人へ「なぜここで買ったか」を聞く。想像で書かず、聞いた言葉をそのまま盤面②に貼る。
市場の大きさを見る
店から歩いて来られる範囲の人数や1日の来店数など、手に入る数字を1つだけ押さえる。細かい調査は今回はしない。
競合と自社を比べる
3Cの2つ目と3つ目。競合が選ばれている理由を先に書き、そのうえで自社にできること・できないことを分ける。
競合を3社選ぶ
同じ客層が実際に迷う相手を3つ選ぶ。同業とは限らず、「代わりに使われているもの」も競合に入れる。
選ばれる理由を書く
競合が選ばれている理由を、価格・品揃え・速さ・立地などの言葉で書く。悪口ではなく事実を書く。
自社の強みを書き出す
競合にできて自社にできないこと、その逆をそれぞれ書く。強みは顧客が価値を感じるものだけ残す。
KSFを1つに決める
3つのCを重ねて結論を出す工程。顧客が求め、競合が満たしておらず、自社にできることが1つに重なる点を探す。
3つのCを見比べる
盤面②③④の3枠を横に読み、盤面⑤の4区分に仕分ける。強み(S)と機会(O)が重なり、競合がまだ満たしていない箇所に印を付ける。
KSF候補を3つ出す
印を付けた箇所からKSFの候補を3つ書き出す。この時点では絞らず、KSF候補の列に並べる。
勝ち筋を1文で書く
候補から1つに絞り、「誰に・何を・なぜ選ばれるか」を1文で盤面⑥に書く。ここが分析の結論になる。